人と比べてしまう自分をイヤだと思わないで
「あぁ、あの人はすごいな。それに比べて私は何もできていない・・・」
そんな風に人と何かを比べて落ち込んだりしていませんか?
こんにちは、はな (@hana_happyseeds) です。
実は私も昔は人と比べて自分が嫌になることが結構ありました。
その時は本当に、人と比べてしまう自分自身も嫌いだったし、比べて落ち込んだり妬んだりしてしまうことも嫌でした。
そんな私が考え方を変えたことで、人と比べることに対してネガティブな感情を持つこともなくなり、逆に自分の成長につなげることができるようになりました。
今回は、人と比べて落ち込んでしまったり、やる気をなくしてしまってそんな自分を直したいと思っている人に、もっと気持ちを楽に持てるような考え方を紹介したいと思います。
1.人と比べるのは悪いことではない
人と比べることって、別に悪いことではないんですよね。
自分にとっての気づきや新たな視点が生まれたりするので、自分を成長させるという点ではとても良いことだと私は思うんです。
でもね、多くの人が比べた後にネガティブな感情を持ってしまうことが問題。
誰かと何かを比べたとき、どうしても勝ち負けや優劣をつけてしまいがちです。
そこで自分が比べた相手よりも劣っていた場合、大概は落ち込んだり悲しくなったり、劣等感を抱いたりします。
それで「人と比べることは良くない」という考えになってしまうんですよね。
人によって得手不得手だってあります。
一つのことで劣っていたとしても、ほかの事では勝っているかもしれない。
例えば、会社で企画書を提出したときにAさんは上司からいつも褒められているけど、自分はいつもやり直しさせられている。
Aさんすごいなぁ、それに比べて私って全然ダメ・・・
なんて思うことがあったとしても、実はAさんもあなたに対して同じように思っていることがあるかもしれませんよ。
見えて比べている部分はほんの少し。
見えていない部分ではとても苦労をしていたり、努力をしているのかもしれません。
比べた相手の全てを知ることって難しいですよね。
だから自分と相手を全く同じ土俵で比べているわけではないってこと。
そう考えると、なんだか比べる意味ってあるのかな?と思いませんか。
比べたとしても落ち込む必要はなく、じゃあ自分に無いところ、相手のすごいと思えるところなどを純粋に見つけてみる。
人と比べたときに何に気づくか。
それによって人と比べることでネガティブな感情に支配されないようになっていきます。
比べることは自分を成長させるきっかけにもなるんですよ
2.比べるならそこから何かを見つけよう
人と比べて自分より相手が優秀であった場合、悔しくなったり、悲しくなったり、怒りが溢れてきたり、そんなネガティブな感情が出てくるでしょう。
その感情自体は抑え込む必要はありません。
押し込まれた感情は行き場を失って余計に辛くなるからです。
でも、そんな感情が出てくる自分が嫌になる、という気持ちもわかります。
辛いですよね。
一生懸命頑張ったから、自分で努力してきたって知っているから。
だからこそ、人と比べてできていないこと、評価されていないことに意識が向いてしまうんです。
ですが落ち込んだり、悲しんだり、怒っても何も変わりません。
良くなるどころか余計に気分が落ち込んでいきます。
ではどうすればいいのか?
それは「相手の良い(すごいと思う)部分を見つけて取り入れる」です。
なぜ劣等感を感じているのか?
自分と比べた相手に対してネガティブな感情を持つのは、きっと自分に無いものをもっていたりして嫉妬しているからではないでしょうか。
だったら、その人の良い部分、すごいと思える部分を見つけて、自分に取り入れてみませんか?
人の良いと思える部分を自分でやってみるって、抵抗がある人もいるかもしれません。
なんだか負けた気分に思う人もいるかもしれません。
でもそれって、無駄なプライドなんですよね。
何かに気づいたらそれを認めること。
そして足りなければ補えばいい。
足りないからダメなんじゃなくて、これから増やしていける伸びしろがあるということです。
だから、人と比べたら自分に無いものを吸収して、ステップアップができると考えてみるようにしましょう。
転んでもただでは起きない精神ってメンタルを強くするコツでもあるよね
3.【自分軸の視点】周囲に振り回されないために
どんなに人と比べても、自分は自分です。
相手ばかりを気にしてしまうより、もっと自分自身のことを考えるべきです。
比べた誰かのことを羨んだり、妬んだり、自分が落ち込んで悲しくなったり。
これってすごくエネルギーを使うんです。
エネルギーが不足してくると気力もなくなるし、ネガティブ思考に陥りがち。
そうならないためにも、自分軸をしっかりと持つ。
自分軸とは、【わたしは私である】ということ。
他人や環境などに振り回されないように、他人の視点で物事を受け取るのではなく、自分の視点から物事を見て行動することです。
何かをするとき、どう思われるかな、どんな風に見られるかな、ダメだと思われないかな・・・。
そんな事を考えることはありませんか?
これらは全て、他人視点でものごとを捉えています。
私はこうしたい、こう思う、やってみたい、など自分から発する言動が自分視点です。
これは全て、周囲や環境は関係なく、自分自身の中から自発的に出てくるもの。
よく自分軸を持つことと自分勝手は同じと受け取られがちですが、全く違います。
自分はこうしたい!と思ったことを周囲の意見を無視してゴリ押しするのは自分勝手です。
そうではなく自分軸とは、自分はこうしたい!と思ったことを、周囲の意見を聞きつつ、実現できるように努力していく意思をもつことです。
人と比べてしまう時、そこには他人視点が大きく関わっています。
他の人と比べてダメな自分は他人からどう見られているのか、期待を裏切っているのではないか、頼りないのではないか・・・。
そう思ってしまったとき、「私は私である」という自分軸がしっかりあれば、少し落ち込んでしまってもすぐに立ち直ることができます。
人と比べても、「私は私だから、できることを精いっぱいやるだけ」という気持ちにもなれます。
他人の目から見た自分ではなく、自分自身の中にあるものに重点を置く。
ブレない自分を作ることも大切なことです。
自分軸があると心に余裕が生まれますよ
まとめ
今回は、人と比べてしまうことが嫌で直したいと思っている人へ、私の3つの考え方を紹介しました。
私自身この考え方をするようになってから、人と比べることが滅多にありません。
比べることがあっても落ち込んだりすることはほぼなくなりました。
これって本当に気持ちが楽になるんですよね。
小さいころ親に「よそはよそ、うちはうち!」と言われたことってありませんか?
これってまさに人と比べてしまう人にとっては良い言葉だなと思うんです。
結局他人と比べたところで、所詮は他人は他人であって、自分がどうこうなるわけではないですよね。
だから比べそうになったら、「あの人はあの人だし、私は私ができることを全力でやればいい!」って思えばいいんです。
もっと自分を信じて前を向いて歩いていきましょう!
この考え方で少しでも気持ちが楽になったなら嬉しいです