憂鬱な花粉シーズン、精油を使って快適に過ごそう
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痒みなど。
花粉シーズンはこれらの不快な症状に悩まされる人多いですよね。
私もバッチリ花粉症です。
こんにちは、はな (@hana_happyseeds) です。
天気予報で花粉の飛散量を紹介する時期が来るたびに、あぁまたあの辛い症状と付き合うのか・・・。と憂鬱になっています。
花粉アレルギーはお薬で対処することもできますが、できればお薬を使いたくないという人も多いはず。
私もできるだけ病院や市販のお薬には頼らない方法で花粉シーズンを乗り切るようにしています。
もちろん、どうしてもつらい時などは我慢せずにお薬を飲んだりもしていますよ。
今回はメディカルハーブプラクティショナーの資格を取得した私が、辛い花粉シーズンを少しでも快適に乗り越えるために使っているアロマセラピーを紹介します。
精油やハーブがあれば自宅で簡単にできるレシピもお伝えしますよ。
花粉シーズンにおすすめのハーブと精油
ハーブや精油には、それぞれ心身に作用する成分が含まれています。
リラックスを促したり、気分をシャキッとさせたり、必要な栄養素の補給ができたりと様々なサポートをしてくれるんです。
その中でも、花粉症の辛い症状を緩和してくれる成分を持つハーブやアロマをピックアップして紹介していきます。
ネトル(ハーブ)
学名:Urtica dioica
和名:西洋イラクサ
ドイツなどでは春季療法として、春先のアレルギーなどにハーブティーにして飲んだりしています。
アレルギー疾患の体質改善サポートとしても利用されています。
【こんなときに】
鼻水・鼻づまり・皮膚の痒みなど
ネトルの葉には産毛のようなものがあり、触ると少しチクチクします。
この毛のようなものにもヒスタミンなどの成分が入っているんですよ。
ネトルの葉はハーブティーとしてよく利用されていますね。
味は干し草の匂いでお茶っぽい感じかな。
初心者の人はペパーミントやレモンなどを加えるとサッパリして飲みやすくなりますよ。
ユーカリ・ラディアータ(精油)
学名:Eucalyptus radiata
和名:ユーカリ
鼻やのどの炎症を和らげてくれる成分があります。
グロブルス種よりも作用が穏やかなため、小さな子供にも使用可能。
【こんなときに】
鼻水・鼻づまり・痰がでる・のどの不快感など
ユーカリには、「グロブルス」「ラディアータ」「シトリオドラ」と種類があります。
それぞれ成分が異なり、グロブルス、ラディアータ、シトリオドラの順で作用が弱くなっていきます。
ユーカリ・グロブルスは作用が少し強いため、使用には注意が必要になります。
ラディアータは比較的穏やかなので、使いやすいでしょう。
鼻やのどの炎症をやわらげ呼吸を楽にしてくれる成分が入っています。
市販のヴィックスヴェポラップにもユーカリ油が含まれているんですよ。
ペパーミント(精油・ハーブ)
学名:Menta piperita
和名:西洋ハッカ
スーッと鼻に抜ける香りが不快感を緩和してくれます。
ボーっとして集中力が欠けてしまう時などにも清涼感のある香りが効果的です。
【こんなときに】
鼻水・鼻づまり・頭痛・ボーっとする
ペパーミントは精油でもハーブでもどちらも利用することができます。
精油は香りを嗅ぐだけでも鼻通りが良くなったり、頭痛が緩和します。
ハーブの場合はペパーミントティーがオススメです。
ミントの爽やかな香りが広がり、気持ちがシャキッとしますよ。
飲みにくい場合ははちみつやレモンを加えるのも良いですね。
ラベンダー・アングスティフォリア(精油)
学名:Lavandula angustifolia
和名:ラベンダー
ラベンダーの香りには心を静めてくれる成分が含まれています。
ラベンダーの語源【ラワーレ】には洗うという意味があり、心身の浄化に役立つとされています。
【こんなときに】
頭痛・憂鬱な気分・イライラ
ラベンダーはとても有名ですよね。
比較的刺激が穏やかで、小さなお子様からお年寄りまで利用しやすい精油です。
リラックス作用があるとされている成分「酢酸リナリル」が入っているので、花粉で憂鬱な気分やイライラを解消するのにちょうど良いです。
また、炎症を静める働きもあるので、目の痒みも落ち着いてくれるでしょう。
花粉シーズンを快適に過ごす3つのレシピ
では、私が実践している3つのレシピを紹介したいと思います!
このレシピは簡易的なものなので、ご自分の好みに合わせて変更してみてください。
特に精油を使ったレシピでは、香りの好みはとても重要になってきます。
嫌いな香りを使うと逆にストレスになってしまうので気を付けてくださいね。
マスクスプレー
花粉症の人にとっては花粉シーズンのマスクは重要な防御です。
でもちょっと不快に感じたり、マスクの下が息苦しかったりしますよね。
そんな時にこのスプレーを使ってみると、鼻通りが良くなったり気持ちが明るくなると思いますよ。
材料:スプレーボトル30㎖ 1本
水(ミネラルウォーター可)
お好みの精油 合計12滴
おすすめの精油 → ユーカリ・ラディアータ、ペパーミント、ラベンダー、ティーツリー
1.空のスプレーボトル30㎖にお好みの精油を合計で12滴入れる
2.水道水またはミネラルウォーター(軟水)をボトルの肩口まで入れる
3.よく振って完成!
無水エタノールを入れても作れます(入れる場合は5㎖)が、アルコールに敏感な人や苦手な人向けに入れないレシピになっています。
精油が分離しているので使う前に必ず良く振ってください。
マスクの表側、もしくはティッシュにスプレーしましょう。
アイマスク
花粉症の症状には目の痒みもありますよね。
あれってなんであんなに痒いんでしょうね~。
一度掻いてしまうと痒みが増して辛いんですよね。
そんな時にこのアイマスクを試してみてください。
少しは楽になりますよ。
材料:ハンドタオル 1枚
洗面器
お好みの精油 2滴
おすすめの精油 → ラベンダー、ローマン・カモミールなど
1.洗面器に水をはり、そこに精油を入れ混ぜます
2.洗面器にハンドタオルを浸して絞ります
3.タオルを数分、目の上に乗せましょう
精油は刺激の強いものは避けてください。
水で希釈されていますが、ハンドタオルに付いた精油は直接肌に触れるので肌が弱い人や、違和感を感じた人はすぐに使用を止めてください。
お水に氷を入れてクールアイマスクや、お湯にしてホットアイマスクでもOKです。
痒みを止めたい時はお水で、疲れ目を癒したい時はお湯がオススメ。
ハーブティー
ハーブティーは手軽に作れる飲み物です。
ホットのハーブティーは体を温める作用もあるので、免疫UPも期待が持てますよ。
花粉症の緩和を目的としたハーブとしては、下記のハーブがオススメです。
他にも自分の好みに合わせてブレンドしても良いですよ。
材料:ティーポットとカップ 1式
沸騰したお湯 150㎖
お好みのハーブ 4g程度
おすすめのハーブ → ネトル、リンデン、ペパーミント、など
1.お湯を沸かします
2.ティーポットにお好みのハーブを入れます
3.沸騰したお湯をティーポットに入れ、5分程蓋をしておきます
4.カップに注いで完成です
ハーブは1種類だけでも良いですが、ブレンドすると飲みやすくなります。
基本的には甘みが無いので、お好みではちみつやミルクなどを加えて飲むのもOK。
私のおすすめ花粉症ブレンドは、ネトル、リンデン、ペパーミント、ローズヒップ、ハイビスカスです。
サッパリすっきりした味わいかつ、炎症で傷んでしまった細胞の回復を助けるローズヒップやハイビスカスを加えています。
自分の好きな味わいを探してみてね。
使用する上での注意事項
最後に、使用する上での注意事項を書いておきますね。
精油は、最近はどこでも購入できるようになっていますが、専門店で購入しましょう。
100円ショップなどで販売しているアロマオイルは、精油ではありません。
香りを楽しむためのものであって、体に付けたりするのはやめましょう。
ハーブは専門店または食品店で購入しましょう。
できるだけ色が鮮やかに残っているものがオススメです。
精油もハーブも、使用方法通りに正しく使えば安全です。
特に精油は種類によって取り扱いが難しいものもあるので、分からないときは専門店の方に相談してみると良いでしょう。
今回紹介した精油とハーブは、初心者の人にも利用しやすいものです。
専門店に行けばどこにでも置いてある商品ですので、ぜひお手に取って香りを確認してみてくださいね。
近くに店舗がない!どこに行ったらいいか分からない!という人は、私が良く利用している楽天市場の店舗があるので覗いてみてください。
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まとめ
今回は辛い花粉シーズン少しでも快適に過ごすための3つのレシピをご紹介しました。
花粉は本当につらいですよね。
私も毎年しんどい思いをしながら、今回紹介したレシピを使いつつ乗り越えています。
これらのレシピは花粉症の改善ではなく、少しでも楽になるようなものです。
本当に辛いときは我慢せずに病院へ行きましょう。
そして栄養のある食事をして、しっかり睡眠をとることを忘れずに!
睡眠不足やストレスは花粉症を悪化させる可能性もあるので、休める時は休みましょうね。
今回のレシピで少しでも花粉の症状が楽になったなら幸いです。
一緒に乗り越えていきましょう!